10 Satan's Graffiti or God's Art / Black Lips
個人的にかなり好きなアルバム。ゆるいガレージロックです。オープニングとエンディングにはPixiesのVelouriaが使われていたり、The BeatlesのIt Won't Be Longはこんなカバーありなのか!っていう衝撃を受けました。1枚50分越えで最近のアルバムにしては長めだと思いますが全然聞けちゃいます。
9. Dumb Blood / VANT
かっこいい!!!こういうUKオルタナは今かなり少ないと思うので貴重、と思っていたら解散してしまうんですよね。めちゃくちゃ寂しいです。かなりヘビロテしたアルバムでした!一曲一曲が良いし絶対買って間違いない一枚です。いつの間にか聞きながら歌っちゃってるしノリノリになっちゃうから危ない。
8. Love in the 4th Dimension / The Big Moon
新人バンドの中でもかなり好きなサウンド。芯のあるロックの中にお洒落さと爽やかさが。ぶちかましてるけど、女性ボーカルなところも今っぽさや、聴きやすさがあるなと感じました!音の荒さはあるけど1stらしい勢いを感じたのでむしろ高評価です。新しいのにどこか懐かしいサウンドも良い。
7. As You Were / Liam Gallagher
リアムが新作出すというだけでも大ニュースなのですが、これは「リアムが私たちの求めてるリアムらしさを存分に出したアルバム」だと思っています。またリアムがロックンロールを世の中に送り出してくれて単純に嬉しいです。代表曲であるWall Of Glassはもちろんのこと、全体的にめちゃめちゃかっこいいかつ、渋いアルバムです。
6. Weather Diaries / Ride
Rideがまさか生きているうちに新譜を出すなんて…!!私的にはアンディーらしさが出てる曲が好みでした。CaliはVapour Trailのに匹敵する名曲ですので必聴です!White Sandsとかは歌詞を見たりすると泣けて来ます。。。シューゲイザーの要素も入れつつ、もっとジャンルレスで聴きやすいです。深みのあるアルバムだなと思います。
5. I See You / The xx
このアルバムの何がすごいって、この世界観に1音目からぐっと入り込まさせられるところです。曲単位というよりはアルバム1つで完成されてるような気がします。おしゃれさやポップさがアップしているので、賛否両論かなとは思いますが、やっぱりパワーやオーラは3枚目にしてこれはすごいなと思いました。圧巻です。
4. Blue / Communions
本当はもうちょっと低めにしてたのですが、やっぱり"涅槃的"ベストテンなのでこのアルバムは欠かせないです。プロデューサーがLFYのMalthaということもあってか、EPとは違うサウンド。どちらがいいかはさておき、1stアルバムのきらめき、青さ、儚さが詰まっている良作。2 色々な音楽に触れて来た彼らが2ndでどのような展開を見せるのかも気になるところです。ジャケットやアルバムトータルのイメージなども素敵です。
3. Visions of a Life / Wolf Alice
これはもう良すぎるアルバム。かなりやばい。語彙力なくなっちゃうくらいやばい。4ADとラフトレの融合というのが私の中で一番しっくり来ている説明で、コクトーツインズのような甘い素敵なサウンドとラフトレのインディーバンドとかにあるかっこよさ、ダークさが入り混じっています。2つの要素がありながらアルバム全体もまとまっていてかなりの名盤です。
2. Volcano / Temples
1stがかなり良いし、サイケな感じが色濃く出ていたので今作がどんな風になるのか不安もありましたが、かなり好きでした。サイケなテンプルズらしさも残しつつ、控えめだったかなと感じる1stよりも迫力も増してもう少しロックにキャッチーになっていました。今年かなりヘビロテしたアルバムです。絶対聞いた方がいいです。
ライブもパワーアップしていてすごくよかったです!より一層好きになりました。
1. Ty Segall / Ty Segall
栄えある(?)トップはTy Segall。この人何がすごいってアルバムをどんどん出すのに全部クオリティー高いし1つ1つのアルバムで個性は全開なのにどれも同じに聞こえるという感じではないところ。全部かっこいい。
今作もgrage rockでアメリカのLo-Fiっぽさ全開でありつつも、どこか美しい(声がたまにマークボランのように聞こえる時すらある)そんなところが好きです。最初から最後まで全部が良いので是非聞いてない人はチェックして欲しいです。割とサイトなど見てもこれを上位に持って来てる人いないので!聴いてね!
おまけ
11位〜30位
11. Out in the Storm / Waxachatchee
12. Terrible Human Being / The Orwells
13. Amtisocialities / Alvvays
14. The Echo of Pleasure / The Pains of Being Pure At Heart
15. Electric Trim / Lee Ranaldo
Slowdive / Slowdive
17. Different Days / The Charlatans
18. The Days We Had / Day Wave
19. In Mind / Real Estate
20. Morningside / fazerdaze
21. For Crying Out Loud / Kasabian
22. Youth is Only Ever Fun in Retrospect / Sundara Karma
23. Damage and Joy / Jesus and Mary Chain
24. Yours Conditionally / Tennis
INHEAVEN / INHEAVEN
26. V /The Horrors
27. The Amazons / The Amazons
MAKTHAVERSKANⅢ / Makthaverskan
Somersault / Beach Fossils
30. Cigarettes After Sex / Cigarettes After Sex
総評
今年はドリームポップやインディーポップのサウンドが多かった印象。ヒップホップ優勢の流れでロックをぶちかましてるやつはランキングが上位になりました。逆に、ポップでキャッチーなアルバムは好きだけれどあまり個性がなくなってしまうバンドも多かったのが少し残念だなと思っています。
でもそんなこといいつつもどれもかっこいいアルバムばかりで大御所から新人までいいアルバムばかりでした。ここに載せたものはもちろん30位までかなりいいアルバムばかりだし、惜しくももれたあと2,30枚くらいの聴いたやつも好き嫌いは分かれるかもしれませんが聴いてほしいものばかりです。
あくまでも私の好みとアルバムの完成度などの総合評価なのでもしかしたら聞く時期や場面、回数などによってもこのランキングは変わってくると思います。とりあえず今年はこれで。
すでにシングルやEP、プレリリースなど来年も楽しみなアーティストもたくさんいますが、今年も素敵なアーティストとの出会いがたくさんあったり、たくさん良いアルバムと巡り会えてよかったです。
もしみなさんがチェックしていないものがあって、この記事をきっかけに2017年のアルバムを聴いてもらえて新しく良い出会いがあればいいなと思っています。
涅槃
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